第82回 サムスンの侵害は故意ではない

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Appleとサムスンの訴訟で、サムスンのGalaxy Nexusについて販売差し止めの仮処分を求めており、一審の連邦地裁では認められましたが、連邦巡回控訴裁判所ではこれが破棄されました。Appleが再審理を求めていましたが、これが棄却されました。
そしてこの訴訟は、サムスンが故意にAppleの特許を侵害したのではないとして、Appleによる損害賠償の増額請求を認めませんでした。ご存知のように、米国では故意による侵害は、3倍賠償といって賠償額が引き上げられることがあります。
サムスンによる侵害について昨年8月にカリフォルニア州裁判所の陪審により10億5,000万ドルの損害賠償が命じられましたが、これに対しAppleは5億ドル以上の増額を請求していました。しかしルーシー・コー判事は増額を却下しました。陪審では故意であったと判断されています。

今週もApple特許7844915号のつづきです。email の表示について説明されています。図を見ながら確認してみましょう。

As a result of detecting the vertically downward gesture 3514, in FIG. 6B the displayed emails have shifted down, such that the previous bottom displayed email 3532 from Kim Brook is no longer displayed, the previous top displayed email 3530 from Bruce Walker is now second from the top, and the email 3534 from Aaron Jones, which was not displayed in FIG. 6A, is now displayed at the top of the list.

図6Bで垂直に下方に移動させるジェスチャを検出すると、表示されたemailは下に移動し、それ以前に下に表示されていたemail 3532はもはや表示されず、以前トップに表示されていたBruceからのemail3530は、現在はトップから2番目に表示されており、図6Aに表示されていなかったAaronからのemail3534は、今はリストのトップに表示されている。

In this example, the email 3534 from Aaron Jones is the first email in the list and thus is the terminus of the list.

本実施例では、Aaron Jonesからのemail 3534は、リストの最初のemailであるため、リストの末端にある。

Upon reaching this email 3534, in response to continued detection of the vertically downward gesture 3514, an area 3536 (FIG. 6C) above the first email 3534 (i.e., beyond the terminus of the list) is displayed.

下方に移動させるジェスチャ3514を継続して検出すると、これに応答して垂直に下方に移動させるジェスチャ3514に到達し、最初のエリアemail 3534(図6C)(すなわちリストの末端)の上のエリア3536が表示される。

In some embodiments, the area displayed beyond the terminus of the list is visually indistinct from the background of the list. In FIG. 6C, both the area 3536 and the background of the emails (e.g., emails 3534 and 3530) are white and thus are visually indistinct.

いくつかの実施形態では、リストの終端を超えて表示されたエリアは、リストの背景から視覚的には不明瞭である。図6Cでは、エリア3536とemail(email3534およびemail3530)の背景の双方とも白いため、視覚的には不明瞭である。

今週のポイント

  • Appleとサムスンの訴訟で、サムスンのGalaxy Nexusについて販売差し止めの仮処分を求めており、一審の連邦地裁では認められたが、連邦巡回控訴裁判所ではこれが破棄された。Appleが再審理を求めていたが、これが棄却された。
  • この訴訟は、サムスンが故意にAppleの特許を侵害したのではないとして、ルーシー・コー判事はAppleによる損害賠償の増額請求を認めなかった。サムスンによる侵害について昨年8月にカリフォルニア州裁判所の陪審により10億5,000万ドルの損害賠償が命じられたが、これに対しAppleは5億ドル以上の増額を請求していた。陪審では故意があったとされている。

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