第61回 Appleとサムスンの特許紛争の対象となる特許

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Appleとサムスンの特許紛争は、米国ではAppleの全面勝訴でしたが、日本ではサムスンの特許侵害は、8月31日に出た判決では、認められませんでした。
日本ではスマートフォンとパソコンの同期化という技術が焦点となりました。

Appleとサムスンの訴訟で問題となっている特許の一つを見てみましょう。

まず、“ List scrolling and document translation, scaling, and rotation on a touch-screen display”という特許です(US7,469,381号)。(http://www.google.com/patents?id=n7WxAAAAEBAJ&printsec=abstract#v=onepage&q&f=false)

In accordance with some embodiments, a computer-implemented method for use in conjunction with a device with a touch screen display is disclosed. In the method, a movement of an object on or near the touch screen display is detected. In response to detecting the movement, an electronic document displayed on the touch screen display is translated in a first direction. If an edge of the electronic document is reached while translating the electronic document in the first direction while the object is still detected on or near the touch screen display, an area beyond the edge of the document is displayed. After the object is no longer detected on or near the touch screen display, the document is translated in a second direction until the area beyond the edge of the document is no longer displayed”.

奥田百子の訳

「いくつかの実施形態によると、タッチスクリーンディスプレイを備えたデバイスと共に使用されるコンピュータ実装方法が開示される。当該方法においては、タッチスクリーンディスプレイ上のオブジェクト、またはタッチスクリーンディスプレイ付近のオブジェクトの動きが検出される。動きの検出に応答して、タッチスクリーンディスプレイに表示された電子文書は、第1の方向に変換される。オブジェクトが未だタッチスクリーンディスプレイ上、またはタッチスクリーンディスプレイの付近にある間、電子文書を第1の方向に変換する間に電子文書の端が到達すると、文書の縁を越えた領域が表示される。タッチスクリーンディスプレイ上、あるいはその付近でオブジェクトがこれ以上検出されなくなると、文書の端を超えた領域がこれ以上表示されなくなるまで、文書は第2の方向に変換される。」

Attention is now directed towards embodiments of the device. FIG. 1 is a block diagram illustrating a portable multifunction device 100 with a touch-sensitive display 112 in accordance with some embodiments. The touch-sensitive display 112 is sometimes called a “touch screen” for convenience. The device 100 may include a memory 102(which may include one or more computer readable storage mediums), a memory controller 122, one or more processing units(CPU’s)120, a peripherals interface 118, RF circuitry 108, audio circuitry 110, a speaker 111, a microphone 113, an input/output(I/O)subsystem 106, other input or control devices 116, and an external port 124. The device 100 may include one or more optical sensors 164. These components may communicate over one or more communication buses or signal lines 103.

奥田百子の訳

「図1の装置の実施形態にここで着目する。図1は、いくつかの実施形態によるタッチスクリーンディスプレイ112を備えた携帯型多機能デバイス100を記載したブロック図である。タッチスクリーンディスプレイ112は、便宜のために「タッチスクリーン」と呼ばれることもある。デバイス100は、(1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を含んでいてもよい)メモリ102、メモリコントローラ122、1つ以上の処理装置(CPU)120、周辺インターフェース118、RF回路108、音声回路110、スピーカー111、マイクロフォン113、入力/出力サブシステム106、他の入力または制御装置116、外部ポート124を備えていてもよい。デバイス100は、1つ以上の光学センサ164を含んでいてもよい。これらの構成要素は、1つ以上の通信バスまたは信号線103を介して通信することができる。」

この特許は要するに、画面をスクロールして端まで行くとバウンドするように画面が戻ってくるという技術です。

今週のポイント

  • Appleとサムスンの特許紛争は、米国ではAppleの全面勝訴であったが、日本ではサムスンの特許侵害は、認められなかった。日本では、スマートフォンとパソコンの同期という技術が焦点となった。
  • 米国におけるAppleとサムスンの訴訟で根拠となる特許の一つとして、
    “ List scrolling and document translation, scaling, and rotation on a touch-screen display”という画面のスクロールに関する特許がある(US7,469,381号)。これは、画面をスクロールして端まで行くとバウンドするように戻ってくるという技術である。

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