第56回 特許紛争最新事情

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中国でiPad商標権を登録してしまった唯冠科技は、Appleに製品の販売差止を請求したり、結果として6000万ドルの和解金(約48億円)を得ることになるなど、良いことづくめでしたが、このたび法律事務所から訴えられるという事態になりました。

和解金の一部を法律事務所に支払うという約束になっていたにもかかわらず、この支払遅滞が起こっているということです。
240万ドルの支払いというから高額です。
唯冠科術は、訴える側から一転して訴えられる側になりました。

また米国の訴訟では、Appleはサムスン(韓国)に25億ドルの損害賠償を請求すると算定しました。

またドイツではサムスンのGalaxy Tab7.7の販売が差し止められていましたが、これが欧州の27ヶ国にも及ぶべきとの判断がドイツの裁判所で下りました。

しかしオーストラリアの裁判所では、このようなAppleとサムスンの紛争にも和解勧告がされました。

ところで、Facebookがおもしろい特許を取得しました。
米国特許8225376号です。

“Dynamically generating a privacy summary”(プライバシーのサマリーをダイナミックに生成する方法)発明です。
Abstractは以下の通りです。

A system and method for dynamically generating a privacy summary is provided. The present invention provides a system and method for dynamically generating a privacy summary. A profile for a user is generated. One or more privacy setting selections are received from the user associated with the profile. The profile associated with the user is updated to incorporate the one or more privacy setting selections. A privacy summary is then generated for the profile based on the one or more privacy setting selections.

奥田百子の訳

「プライバシーのサマリーをダイナミックに生成するシステムおよび方法が提供される。本発明は、プライバシーのサマリーをダイナミックに生成するシステムおよびシステムを提供する。ユーザに関するプロフィールが生成される。1つ以上のプライバシーを設定する選択は、プロフィールに関連付けられたユーザから受信される。ユーザに関連付けられたプロフィールは、1つ以上のプライバシー設定の選択を組み込むように更新される。プライバシーのサマリーは、1つ以上のプライバシー設定の選択に基づいてプロフィールについて生成される。」

この特許を次回以降説明していきます。

今週のポイント

  • 中国でiPad商標権を登録した唯冠科技は、6000万ドルの和解金(約47億円)を得ることとなったが、報酬の支払いが遅滞しているため代理した法律事務所から訴えられることとなった。
  • Appleはサムスン(韓国)に25億ドルの損害賠償を請求すると算定した。
  • ドイツではサムスンのGalaxy Tab7.7の販売が差し止められていたが、これが欧州の27ヶ国にも及ぶべきとの判断がドイツの裁判所で下った。
  • オーストラリアの裁判所では、このようなAppleとサムスンの紛争に和解勧告がされた。
  • Facebookが7月17日付けで“Dynamically generating a privacy summary”(プライバシーのサマリーをダイナミックに生成する方法)という特許を取得した(USP8225376号)。

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