第114回 韓国人も悩ませる分かち書き

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みなさんの中には띄어쓰기(分かち書き)と聞いただけで,頭痛がする方も少なくないと思います。この띄어쓰기の規則はとても複雑で,韓国人でさえ完璧にマスターするのは難しいと言われています。今日はその中から,いくつか「憶えておかねばならない」分かち書きの原則について簡単な話をしましょう。

まず最初の原則ですが,名詞の後に来る-하다は分かち書きをしなければなりません。たとえば「勉強する」という時の공부하다は,공부 하다ではなく,공부하다とつけて書くということです。このときの-하다は名詞の後に付いて,名詞を動詞や形容詞に変える働きをする敍述格の助詞とみなければなりません。よって,하다が別の動詞として使われる場合ではない場合,すなわち名詞の後に来る時は,必ず付けて書かなければなりません。공부하다のほかにも,신고하다(申告する), 판단하다(判断する), 주장하다(主張する), 근사하다(すばらしい), 생소하다(見慣れない)など,-하다で構成されている,動詞や形容詞のたぐいは全てくっつけて書くと憶えてください。

次の原則は,依存名詞は分かち書きすると言うことです。依存名詞というのは,매인이름씨と言いますが,読んで字のごとく,それだけでは役に立たない名詞のことです。次の例を見てください。

(A) 맛있는 빵을 먹었습니다. (おいしいパンを食べました)
(B) 맛있는 것을 먹었습니다. (おいしいものを食べました)

ここで,上の文から맛있는を取ってみましょう。(A)は빵을 먹었습니다, (B)は것을 먹었습니다となりますね。(A)では맛있는 という言葉がなくても意味が通じますが,(B)の場合,것을 먹었습니다では何のことか分かりません。

このように,他の言葉と一緒になって,はじめて意味を持つようになる名詞のことを依存名詞と言います。依存名詞には,この것のほかに수,편,지,리,데,만,체,채,들,뿐,만큼,대로,즈음,무렵,터などがあります。

ではここで問題です。次のうち,正しい分かち書きをしているものはどれですか。
(1) 자는 체 하지 마세요.
(2) 일본에 오신지 얼마나 되셨어요?
(3) 옷을 입은 채 물에 들어갔다.
(4) 믿을 것은 오직 자신의 능력뿐이다.

(a) : (1),(3),(4)のみ
(b) : (1),(2)のみ
(c) : (2),(3)のみ
(d) : (4)のみ
(e) : (1)~(4)のすべて

(1)は「寝たふりをしないでください」です。この文はあっています。
(2)は「日本にいらっしゃって,どのくらいになりますか」ですから오신∨지 ~と分かち書きをしなければなりません。
(3)は「服を着たまま水の中に入っていった」で,これもあっています。
(4) は「信じるものは自分の努力だけだ」で,뿐は前に名詞が来ているので,依存名詞ではなく,助詞の働きをすると考え,付けて書かなければなりません。ですからこの文はあっています。

よって正解は (1) ○ (2) × (3)○ (4) ○ですので(a)です。

このように,分かち書きを難しくしている「主犯」は断然,依存名詞なのです。ある時は依存名詞として働き,またある時は助詞の役割をするからです。依存名詞については次回も引き続いてお話をしたいと思います。

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