第87回 「堪える」と「耐える」,2通りの我

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怒りは참고,苦しみは견디고。きょうは참다と견디다の違いについて見てみましょう。みなさんは子供のころお母さんにしかられて,何も知らないで横で寝ているイヌに八つ当たりしたことはないですか。しかられるは꾸중을 듣다ですね。八つ当たりは,この場合は화풀이를 하다と訳すといいでしょう。

お母さんからしかられたら,ぐっと「堪え」なければなりません。子供に蹴飛ばされた子犬は,痛さに「耐え」なければなりません。

みなさんは‘참는 게 이기는 것이다’という言葉を聞いたことがあるでしょう?
日本語でいうならば「負けるが勝ち」でしょうか。

ここで참다は,腹の中で煮えくりかえっている「怒り」をぐっと抑えることです。つまり八つ当たりするような行動をしないように心を押えつけるという意味です。

참다:人にだけ使うことができる。笑いや怒りなど,自分の中で起きる感情や,おしっこ,おなら,あくびなど生理的な本能に対して使われる。短い時間の間の出来事に対して使われ,我慢ができなくても深刻な事は生じない。

似ている単語に견디다があります。

견디다:動植物や無生物にも使うことができる。外部から与えられた条件と状況に対して使われ,比較的長い時間に渡って続く。我慢できなければ深刻な事が起る。

‘참는’시간はせいぜい数十分です。터져 나오는 웃음(吹き出す笑い),흘러나오려 하는 눈물(あふれ出る涙),마려운 오줌(出そうになるおしっこ),하품(あくび),방귀(おなら),화(怒り)などはすべて短い時間の間に起きます。방귀などは数十分はおろか数秒も我慢できないでしょう〔参考までに「ブーっとおならをする」は방귀를 뽕뽕 뀌다といいます〕。

これに対して견디다は,고통을 견디다(苦痛に耐える),굶주림을 견디다(ひもじさに耐える),시련을 견디다(試練に耐える)のように長い時間にわたり耐える場合に使われます。何日も,数か月,何年,甚だしくは一生続く場合もあります。

毎年襲ってくる台風(태풍)。台風が通り過ぎるまで我慢するときは견디다を使います。雨が降らない日照り(가뭄)の状態にたいしても견디다を使います。そして,もし私たちが砂漠で生まれたら灼熱の暑さと砂嵐に耐えなければなりません。この場合も外部からの要因ですから견디다を使います。この間,鎌倉の大きなイチョウの木が,強風に耐えられずに倒れましたね。こんなときも큰 은행나무가 강풍에 견디지 못하고 쓰러졌어요.といいます。

  • 허약한 몸으로 군대 생활을 견딜까?(弱々しい体で軍隊生活に耐えられるか)
  • 추위를 견디지 못하고 얼어 죽었다.(寒さに耐えられず凍死した)
  • 다리가 무게를 견디지 못해 무너지고 말았다.(橋が重さに耐えられずに崩壊した)

みなさんはこの週末,どのように過ごしましたか。東京は天気がよかったので,寒さや強風に耐えて,出かけた方も多かったのではないかと思います。ぶるぶる震えるのを我慢して外出したのであれば추위를 참고 나갔어요.と言えます。아픔(痛み),고통(苦痛),모욕(侮辱),수모(さげすみ)などに対して比較的短い時間の間,我慢するときには참다が使えます。また同じ単語でも長い間我慢するときには견디다を使うほうが適切でしょう。我慢ができなくても深刻な事は生じないときは참다を,我慢できなければ深刻な事が起るときは견디다を使います。

もう一度おさらいですが,참다は人間だけにしか使えませんが,견디다は人でも,動植物でも無生物でも使えるのです。

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