第76回 父親の言い方もいろいろ

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아버님というのは아버지の敬語ですが,使う場合は限られています。自分が自分の父親に対して아버지と呼んでも아버님と呼んでもかまいません。아버지, 진지 드세요.と言っても아버님, 진지 드세요.と言っても間違いではありません。

しかし아버님と言ってはいけない場合があります。それは他人に対して自分の父親のことを言う場合です。우리 아버님은…とは言えないのです。

父親はもちろん尊敬に値する人物ですが,他人に対して自分の家族を高めて아버님という言い方は,韓国でも昔から礼儀に反すると考えられていました。ですから他人に自分の親の話をする時はふつう,아버지,어머니と言わなくてはいけません。

かしこまった席では父親を가친〈家親〉,母親を자친〈慈親〉と言ったりもします。また,自分の息子を謙遜して가돈〈家豚〉と言ったり돈아〈豚兒〉と言ったりもします。

  • 이것은 가친이 쓴 것입니다.(これは父の書いたものです)

逆に,他人のお父さんを言うときには춘부장〈春府丈〉,お母さんは자당〈慈堂〉という敬語を使います。

最近テレビドラマなどで,선친께서는 참 훌륭하셨지. 자네도 아버님의 유지를 잘 받들어야 하네.などという台詞を耳にしますが,これも間違った表現です。

선친〈先親〉というのは,他人に対し自分の死んだ父をいう語であり,他人の亡くなったお父さんに対しては선대인〈先大人〉という尊敬語を使わなければなりません。선고장〈先考丈人〉,선장〈先人〉ともいいます。

同様に,他人に対し自分の死んだ母をいう語には선비〈先妣〉,망모〈亡母〉という語があり,他人の亡くなったお母さんに対しては선대부인〈先大夫人〉という尊敬語を使います。

きょうは少し堅苦しい(고루한〈固陋-〉)話ですが,知っていれば何かの役に立つと思います。

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