第73回 酒,やめた!

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早いもので,今年もあとひと月とちょっとです。気の早い人は,年末は何かとせわしないと言って,この時期からそろそろ忘年会を始めるようです。忘年会は韓国語では송년회〈送年會〉といいます。

忘年会といえば과음〈過飮〉がつきものです。「飲み過ぎ」で次の日の朝になって「もう酒やめた!」と思う人,多いと思いますよ。술,술,술,もう見たくないですね。

韓国では,飲んだあと俺が払うの,いや俺に払わせろのとレジの前でケンカが始まるそうです。これに比べると日本人は割り勘(각자부담〈各自負擔〉)は当たり前です。「ビールより日本酒のほうが高いんだから,日本酒を飲んだヤツは倍払え」と言う輩までいるんですから。みみっちいですね。こうなると,せっかくのほろ酔い気分も台無しです。

ここでちょっとなぞなぞで酔い覚ましをしてみましょう。
(1)小ビンや中ビンはあるけど,大ビンだけないお酒なぁに?」
ヒントはいらないでしょう。これは日本語で考えてくださいよ。
そうです。小中ですね。

(2)水で薄めたお酒の値段は何円でしょう?
4円ですよ。なんでそうなるかは各自考えてみてください。

さて本題に入りましょう。きょうは酒の話です。この술という単語は昔のことば「水の火」수불が変化したものだといいます。語源というのはまことしやかな説が氾濫していますので、果たして本当にそうなのかは分かりませんが,きっと酒が発酵する過程でボーっと火がついたように燃え上がるとか,酒を一気に胃に流し込むと,火がついたように感じるからとか,そんなことからなんでしょうね。

さて,この「アルコール」を韓国語できちんと書けますか。알콜と書く人が多いんですが,間違いです。正しくは「アルコオル」,알코올と書きます。

日本と韓国はいろいろな面で似たような文化が多いですが,その1つが飲酒の文化ですね。今日は家に早く帰りたい日でも“어이, 어때?(ね,どう?)”,“어디 가서 우리 딱 한잔만 하고 가지?(どこかで一杯やって行こうよ?)”と声をかけられるとなかなか断りにくいものです。

でも逆に,夜遅くまで仕事をした課長が,部下と一緒に会社を出るや,素っ気なく「じゃあ,また明日」と言って,自分一人で帰ってしまったら部下の社員たちはどう思うでしょうか。そこに残った同僚たちはどこかの飲み屋に入り,一杯やりながら,自分一人で帰ってしまった上司をつまみの代わりにして悪口を言うかも知れませんよ。

やはり“우리 딱 한 잔만 하고 가자구(ちょっと一杯だけ飲んで行こうよ)”っていわれれば,言われた方もうれしいものです。

酒があまり強くない人に無理に酒を飲ませることを「アルハラ」といいます。알코올 해러스먼트の略です。最近では韓国でも軍隊などで問題になりましたね。원샷もアルハラの一種ですね。イッキ飲みのことです。しかし,一昔前の社会ならいざ知らず,最近の若者はそんなに酒を飲みたがりません。韓国でも同じです。ちょっと寂しいような気がします。

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