第69回 秋たけなわ

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まさに秋たけなわですね。韓国語でこの「たけなわ」がさっと頭に浮かんできたら大したものです。

바야흐로 산과 들은 바야흐로 단풍빛으로 짙어 가고 있어요.
この바야흐로と言う副詞は,「まさに」こういったときに一番ふさわしい語です。
바로 지금,지금 막と言う意味です。

A:바야흐로 ‘천고마비의 계절’이네요.
B:높고 맑은 하늘을 보고 있으면 왠지 모르게 빨려 들어갈 것 같아요.

천고마비《天高馬肥》というのは「天高く馬肥える秋」のことです。Aは,まさに「天高く馬肥ゆる秋」ですね,と言っています。それに対してBは,高く澄み渡った空を見ていると,なんだか吸い込まれそうになりますね,と答えています。

「故事成句」のことを韓国語では고사성어《古事成語》と言いますが,中国から朝鮮を経て日本に伝わったものが多く,日本と意味が似ているものが少なくありません。

昔の中国では,馬が肥えて元気を蓄えると,しばしば흉노《凶奴》という北方の기마 민족《騎馬民族》責めて来たので,それを警戒したのです。なぜ秋になって馬が肥えると騎馬民族の襲来を警戒したのでしょうか。

この騎馬民族は,中国本土の北に広がる大草原に住み,遊牧と狩猟が主な日常生活だったのです。そして,彼らの交通機関である馬は,春から秋にかけてこの緑の草原で腹一杯草を食べて,秋になると丸々と太るわけです。

しかし,秋の空が高く晴れ渡るころは,もう零下近くに気温が下がり,草原も枯れて食糧もなくなるので,匈奴たちは冬の糧を求めて暖かい南の本土を襲ったのです。

ですから,むかしの北方の中国人は「天高馬肥」というと「馬が太ったので,匈奴が攻めて来るぞ,防戦の準備はいいか」と警戒したといいます。

日本の秋は「グルメの秋」だなんてのんきに言ってますが,本来の意味はおどろおどろしいものだったんですね。

そのほかの秋の標語を見てみましょうか。
「食欲の秋」は가을은 식욕의 계절または,식욕의 계절, 가을と言います。
가을은 예술의 계절(芸術の秋)でもありますね。そして가을은 독서의 계절(読書の秋),가을은 운동의 계절(スポーツの秋)でもあります。

秋のスポーツと言えば運動会ですが,韓国でも秋の運動会は盛んです。対抗は紅組・白組ではなくて,청군〈靑軍〉,백군〈白軍〉なんですね。청팀,백팀ともいいます。「赤」は共産色なので昔から使われません。しかし青組と白組に分かれて競うのは小学校の運動会で,中学,高校になるとクラス対抗で競技を行います。

선수 선서では‘정당당히 싸울 것을 선서합니다 !(正々堂々と闘うことを誓います)’なんて日本と同じですね。

「位置について!」,「よーい!」,「ドン」って何と言うんでしょう?この号令は제자리,차려,출발(소리)といいます。

みなさんはどんな秋を楽しんでいますか。

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