第68回 「しかる」と「しかられる」

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韓国語には「きょうだいげんか」にぴったりの単語がありません。兄弟,姉妹など「きょうだいの間」を意味する동기간〈同氣間〉という単語はありますが,동기간 싸움とは言いません。きょうだいげんかをしてしかられるのは,ふつう,年上の兄(姉)です。

어렸을 때 형제끼리 싸움을 해서 엄마한테 자주 꾸중을 들었어.
(子どものころ,兄弟げんかをしてよくお母さんにしかられたよ)

しかし負けん気の強い弟ならば,お姉さんとけんかして泣かしてしまうのではないでしょうか。
누나와 자주 사워서 엄마한테 혼나곤 했어요.
(姉とよくけんかして,お母さんにしかられたりしました)

しかる,しかられるのような,能動表現と受動表現の使い分けは,日本語話者にはちょっと使いにくい単語です。

母親同士ではこんな会話も聞こえてきます。
(어머니 1) 우리 아이가 전혀 말을 듣지 않아 좀 야단쳤어.
(うちの子が全然言うことを聞かないからちょっとしかったの)

(어머니 2) 요즘은 옛 날 같이가 않아 무조건 꾸짖으면 안 되요.
(いまは昔のように頭ごなしにしかったらだめよ)

どうですか。大人が子どもをしかるのは꾸짖다,야단치다,子どもが大人にしかられるのは,꾸중을 듣다です。

A:우리 어머니는, 성적 얘기가 나오면 감정적으로 꾸짖어서 곤란해.
(うちの母さんは,成績のことになると感情的になってしかるから困るよ)

B:대체로 아이를 꾸짖었다고 성적이 오르는 것도 아닌데 말이야.
(だいたい子どもをしかったからって,成績が上がるようなもんじゃないしね)

C:나도 성적표를 책상 서랍에 몰래 감춰 뒀는데, 어머니께 야단맞았어.
(ぼくも成績表を机の引き出しにそっと隠しておいたら,おふくろにしかられたよ)

야단치다は,“아니가 말을 듣지 않아 야단을 좀 쳤어.”のように,大人が子どもをしかるときには使えますが,“선생님께 야단을 맞았어.”のように,子どもの立場からは使えない言葉です。子どもの立場から言うときは“선생님께 꾸중을 들었어.”といいます。

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