第44回 アンとアン

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アンとアン イメージよく間違える語に않-と안-があります。않다は動詞や形容詞の後ろについて+지 않다の形で否定を表す補助用言で,元の形は아니하다です。‘아무 것도 먹지 않았다.’といえば「何も食べなかった」,‘집에 가지 않는 사람은 여기 남아 주세요.’といえば「家に帰らない人はここに残ってください」という意味ですね。形容詞のあとでも좋지 않다,덥지 않다などと否定を表します。

これに対して안は,안 먹는다,안 좋다のように用言の前について否定を表す副詞で아니の縮約形です。않 먹는다,않 좋다のようにはなりません。逆に먹지 안았다,가지 안는다のようにもなりません。

않 먹는다や먹지 안았다のように書いたら間違いです。

もう一度おさらいです。않という字を分解してみると,안+ㅎですよね。안よりもㅎが多いと思ってください。そしてこのㅎは何かというと하다がぎゅっと縮まった形なんです。つまり않は아니하の凝縮形で,않다は아니하다ということなのです。

そしてもう一つの안は…아니の縮約形です。この아니は否定を表す副詞です。「行かない」を안 가다というのは「ない行く」というようなものですから,日本語の感覚からすると,否定を表す副詞とういうのはピンと来ないですね。

副詞というのは 簡単に言うと,「非常に」,「大変」,「全然」,「すこし」,「かならず」,「まったく」など,おもに用言を修飾する品詞をいいます。用言というのは動詞や形容詞などの活用をもつ自立語のことです。これに対して名詞や代名詞のように,自立語の中で活用がなく,主語となりうるものを体言といいます。

さてこの안ですけど,形容詞の前にも付きます。最近の若い人は안,안 춥다,안 맵다…のように何にでも안,안,안と안を付けてしまいますが,안 아름답다とか안 크다とか…むやみやたらに付けると変です。

안〜は〜지 않다の形に置き換えられますので,そちらを使った方が無難ですが,ちょっと硬い感じがしますので,若い友達同士のくだけた会話では常識の範囲内で안〜を使ってもいいでしょう。しかし全部が全部置き換えられるわけではありません。「だめだ」という時の안 되다は〜지 않다の形で置き換えられません。

逆に공부하다や운동하다のような-하다の付く動詞に안を付けて안 공부하다とか안 운동하다と言ったらおかしいですね。この場合は공부 안 하다,운동 안 하다のように,間に入れます。〜지 않다を使う場合は공부하지 않다,운동 하지 않다です。

さて,今日の最後は「文法用語を韓国語で言ってみよう!」です。体言,用言,動詞,形容詞,副詞という言葉を韓国語で言えますか?체언〈體言〉,용언〈用言〉,동사〈動詞〉,형용사〈形容詞〉,부사〈副詞〉と漢字語で言うのは簡単です。みなさんは「上級」です。簡単な文法用語ぐらいは固有語で答えられるようにしておいた方がいいですね。

  • 体言:임자씨
  • 用言:풀이씨
  • 動詞:움직씨
  • 形容詞:그림씨
  • 副詞:어찌씨
  • 助詞:토씨

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