第43回 韓国式中華料理

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韓国式中華料理 イメージ台湾で人気の鼎泰豊(딘타이펑)がソウルにもあるんですね。行ってみました。ここは台湾料理の小籠包(샤오롱바오)が有名ですが,結構な人気です。

さて韓国人が大好きな小皿料理の代表といったらやはり饅頭(만두)です。どういうわけか冷麺の店のサイドオーダーで出てきます。これは日本で言う肉まんみたいなものですね。正確には찐만두(蒸し饅頭)といい,肉まんよりは小さいのですが,それでも結構な大きさです。

물만두,군만두は日本の水餃子、焼き餃子に近いものです。何かと日本語由来の言葉に目くじらを立てる韓国人ですが,야끼만두の야끼は「焼き」ですよね。でもこれらも日本のものとはひと味違った韓国の味です。

さて,きょうは중국집のメニューの見方を紹介しましょう。みなさんは삼선 짬뽕というのを食べたことがありますか?この삼선って何のことでしょうか?これは漢字で書くと「三鮮」,つまり3種類の海の幸が入ったチャンポンということです。

새우(エビ)と오징어(イカ)と해삼(ナマコ)が基本ですが,店によっては豚肉,鶏肉やキノコ,タケノコなどの山菜の含めてそのうちの3種類のところもあります。まあ日本で言う五目そばのたぐいですね。삼선 볶음밥といえば五目チャーハンでしょう。

なぜナマコを해삼と言うか,知っていますか?ナマコは精力剤ですから,海の人参,つまり漢字で「海蔘」と書くのです。

라조기,라조육,깡풍기,깡풍새우…と中華料理のメニューは謎解きみたいです。
라조というのは漢字で書くと「辣椒」, 唐揚げしたものをトウガラシで辛く炒めたものです。中国読みのlà jiāoが韓国語的になまったものですね。

また깡풍というのは「乾烹」と書いて,唐揚げした材料に醤油と油のソースをかけて強火でさっと煮たものです。中国語の発音はgān pēngです。そして기は鶏肉,육は豚肉のことです。つまり라조기は鶏の唐揚げを辛く炒めたもので,라조육は豚肉の唐揚げを辛く炒めたものです。

깡풍기は鶏唐揚げのガーリックソース炒めとでもいうんでしょうかね。깡풍새우といったらエビの醤油煮のようなものです。

これらの韓国式中華料理はどれをとってもとても一人では食べきれないほどの大皿料理です。これからの少子化高齢化社会の中で,間違いなく大皿料理は廃れていくでしょう。台湾式の小皿料理がはやる理由がわかります。

탕수육 <糖水肉> 糖醋猪肉(táng cù zhū ròu) 酢豚
팔보채 <八寶菜> 八宝菜(bā bǎo cài) 八宝菜
깐풍기 <乾烹鶏> 乾烹鶏(gān pēng jī) 鶏肉の唐揚げ醤油炒め
라조기 <辣椒鶏> 辣椒鶏(là jiāo jī) 鶏肉の唐揚げ辛子炒め
라조육 <辣椒肉> 辣猪肉(là jiāo ròu) 豚肉の唐揚げ辛子炒め
기스면 <鶏絲麺> 鶏絲麺(jī sī miàn) 細切り鶏肉そば

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