第37回 りっ,りっ,りっで終わる言葉は?

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札幌雪祭り初めて札幌の雪祭りを見てきました。北海道に行くのも15年ぶりです。さすが北国ですね。どこを見ても雪,雪,雪です。会場のあちこちには,巨大な雪像の前でボランティアの人たちが写真を撮ってくれるスポットがあり,観光客が列をなしています。係の人から渡されるキツネやクマのぬいぐるみを抱えて,ちょうどいい具合の位置に立つと「はい,撮りますよー」という掛け声とともに,大きな声で「ユキマツリー!」と言わされます。

韓国では“김치!”ですが,ここでは「ユキマツリー!」なんですね。「はいチーズ!」の札幌版です。みなさんも試しに大きい声を出して言ってみてください。「ユキマツリー!」と言うときに口が横に開き,歯並びがきれいに見えます。

この「ユキマツリー!」で思い出したのが♪리 리 릿자로 끝나는 말은…(りっ,りっ,りっで終わる言葉は?)と言う出だしで始まる軽快な歌です。

♪리 리 릿자로 끝나는 말은
괴나리 보따리 댑싸리 소쿠리 유리 항아리.

괴나리というのはレンゲ草,댑싸리は箒木(ほうきぎ)のことです。보따리は風呂敷包み,소쿠리は竹で編んだかごのことですね。

2番は
♪리 리 릿자로 끝나는 말은 꾀꼬리 목소리 개나리 울타리 오리 한 마리.
です。そのほかにも리で終わる言葉には,머리, 허리, 다리…と,体に関する単語もいくつかありますので,覚えておきましょう。

韓国語でも끝말잇기という「しりとり」遊びがあります。日本語では「かんこく」→「くり」→「りす」→「すいか」…と最後の一文字を頭に持ってきて続けますが,韓国語では,ハングルの性質上,한국 → 국수 → 수박 → 박물관…のように最後の字(ハングルの組み合わせをひとかたまりと考える)を続けます。

日本語のしりとりは「ん」で終わると負けになってしまいますが,韓国語の끝말잇기は,何で終わったら負けと言うルールはありません。しかし次に続かないと負けですので,頭に来ることがない字で終わる単語を探して言えばいいのです。しりとりも끝말잇기も「らりるれろ」で終わる言葉をいかに多く知っているかが勝負の分かれ目です。これは韓国語も日本語も「らりるれろ」で始まる固有語が少ないからです。

日本語ではラ行音で始まる言葉は,すべて漢語か外来語です。たとえば日本の固有語のように見える「りす」は,漢語「栗鼠(リッス)」の「ッ」が脱落したものです。「ス(鼠)」は唐音と言われていますが定かではなく,慣用音の「ソ」が転じたと考えられています。

「りんご」もやはり漢字語由来の語です。林檎の「檎(キン,ゴン)」は本来「家禽」の「禽」で,「鳥」を意味し,果実が甘いので林に鳥がたくさん集まったところから「林檎(リンキン・リンゴン)」と呼ばれるようになったそうです。

韓国語でも,ㄹで始まる言葉は漢語か外来語です。ですから韓国語の끝말잇기も라,랴,러,려,로,료,루,류,르,리,리で終わる言葉を切り札として使うと勝てる確率は高くなります。つまり♪리 리 릿자로 끝나는 말은(りっ,りっ,りっで終わる言葉は?)という歌に出てくるような単語を言えば勝つ確率は高くなります。

さらに韓国語の끝말잇기の「隠し球」としては,기름(油),흐름(流れ),필름(フィルム),주름(しわ),거름(こやし)…など름で終わる言葉があります。

また,마그네슘(マグネシウム),나트륨(ナトリウム),이리듐(イリジウム),칼슘(カルシウム)などの化学用語も,なかなか次の単語に結びきません。

살갗(肌),기쁨(喜び),부엌(台所)なども,次につながる言葉が見つからないので,決め球と言えるでしょう。

*韓国の場合は頭音法則がありますので,이름(なまえ)→ 늠균〈廩囷〉(米の倉庫)/ 지뢰(地雷)→ 뇌관(雷管)というように,初声のㄹはㄴに変えることができます。

さて,おまけです。日本語のしりとりでは「ら」行のほかに「ず」で終わる言葉を言うのも必勝法の一つです。あんず,井戸水(いどみず),渦(うず) ,エイズ,チーズ,ナマズ,ウィンドウズ…など結構ありますね。

しかし「ず」で始まる言葉は,髄液(ずいえき),随筆(ずいひつ),図画(ずが) ,頭蓋骨(ずがいこつ) ,図形(ずけい) ,頭痛(ずつう),ズワイガニ,ズッキーニ,ズック,ズームレンズ…ぐらいです。

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