第7回 むかし,むかし…

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민화「むかし,むかし…」を韓国語では호랑이 담배 피우던 시절といいます。ほんとうにトラがタバコをくわえていたかどうかは定かではありませんが,トラがお爺さんのタバコを盗んで吸っていると,毛に火が付いて黒い縞ができたという逸話があります。

トラは昔から韓国では민화〈民畵〉に描かれてきました。たいていカササギと共に登場しています。このカササギとトラが描かれた典型的な民画のことを작호도〈鵲虎圖〉といいます。カササギは喜びを表し,滑稽なタッチで描かれているトラは報恩を表しているらしいですね。

민화は朝鮮時代の民芸的な絵で,1600年代後半ごろに描かれたものが多いです。水墨画と山水画は淡白な感じですが,民画は色彩が強く華麗で軽快で,韓国人の魂と素直な心をうまく表現しています。なんとなく楽しい感じがしますね。

余談ですがこの写真の민화は,私のクリニックの待合室にかかっている,貴重なものです。

さて,タバコの話に戻って,タバコの1本,1本はどう数えるんでしょうか。
これは담배 한∨개비, 두∨개비と言います。口語体では담배 한∨개피と言います。

今日の話はここからです。
「タバコを吸う」ことをみなさんは何と言いますか。
きょうの最初のフレーズに出てきましたね。思い出しましたか。

담배를 피우다です。
しかし韓国人でも담배를 피다と間違った言い方をする人が少なくありません。これは多くの人が,피다が피우다の縮約形(口語形)だと思っているからです。

피우다と피다はよく混同されます。
ここできちんと整理をしておきましょう。
피우다は「吸う」「吹かす」「くゆらす」という意味の他動詞です。

(○)담배를 피우다(タバコを吸う) (×) 담배를 피다
(○)연기를 피우다(煙をふかす) (×) 연기를 피다

피다は꽃이 피다(花が咲く),불이 잘 피다(火がよくおこる),얼굴이 피다(顔がふっくらして和やかな表情になる),곰팡(이)피다(カビが生える)のように使われる自動詞です。

また피우다は피다の使役形でもあります。

(○)꽃을 피우다(花を咲かせる) (×) 꽃을 피다
(○)불을 피우다(火をおこす) (×) 불을 피다

「花が咲く」は꽃이 피다,「花を咲かせる」は꽃을 피우다です。
「火がおこる」は불이 피다,「火をおこす」は불을 피우다です。

また피우다には「ある行動を起こす」「弄する」「怠ける」などの意味もあります。

재롱을 피우다:愛嬌をふりまく,茶目っ気を出す
바람을 피우다:浮気をする
소란을 피우다:騒ぎ立てる
거드름을 피우다:もったいぶる
고집을 피우다:我を張る
어리광을 피우다:甘える
게으름을 피우다:怠ける,だらける

피우다と피다は活用形も違います。
피우다の過去形は피웠다ですが,피다の過去形は폈다です。

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