第3巻 台湾で日本の本を買う方法

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松元
前回から今回まで、すいぶん時間が空いてしまいましたね。お忙しかったんですか?
柳生
えっ、何を言ってるんですか!早くやりましょう!と、ずいぶん前から声をかけていたじゃないですか!
松元
あれ、そうでしたっけ。いやあ、実は新入社員を3人も入れてしまいましてねえ♪忙しかったんですよ〜。
柳生
音符なんか飛ばしてないで、本題に入るでござる!

日本語書籍が台湾で人気

松元
前回まで、台湾で日本のコミックやサブカルチャーが流行していて、日本の文化がとても浸透しているという話をうかがってきました。やはり日本語を学ぶ人も多いんですか?
柳生
日本語は英語に次いで二番目に人気がある外国語ですよ。ほとんどの大学に日本語学科がありますし、街の外国語スクールには必ず日本語クラスがあります。
松元
そうなんですか。それじゃあ、日本の書籍や雑誌を読む人もたくさんいるんでしょうか。
柳生
そうですね。日本語を学ぶ人や台湾にいる日本企業の駐在員など、需要は多いですよ。
松元
みなさん、どうやって日本語書籍や雑誌を購入しているんですか?
柳生
大きく分けて、方法は2つですね。ネット通販か台湾の街の本屋さんです。拙者は本の内容を確認して買いたいので、実際に本屋へ足を運ぶ派です。ではでは、いくつかおすすめの本屋さんを紹介しましょう。
松元
よろしくお願いします♪

台湾にある日本直営の本屋さん

柳生
ここ台湾で一番使い勝手がいい本屋さんは、紀伊国屋書店ジュンク堂書店です。この2つの書店の品揃えはとても充実していて、日本国内の各支店と比べても劣らないぐらいほどです。ポピュラーな雑誌からコミック、コミックの単行本、文庫本、各分野の専門書、ムック本、日本の新聞まで置いてあります。

「紀伊国屋書店」明るい店内は、日本とまったく変わらない

「紀伊国屋書店」明るい店内は、日本とまったく変わらない

「ジュンク堂書店」さまざまなジャンルの本が、店先に並んでいる

「ジュンク堂書店」さまざまなジャンルの本が、店先に並んでいる

松元
いや〜、すごいですね。本当に日本国内のお店と変わらないですね。でも、ほしい本が店頭で見つからないってときは、どうするんですか?
柳生
取り寄せもしてもらえるんです。気に入った雑誌なんかは定期購読もできるんですよ。
松元
品揃えだけでなく、サービスも日本と同様に充実してるんですね〜。
柳生
紀伊国屋書店とジュンク堂書店は、台湾では最強ですね。どちらかのお店に行けば、日本語書籍で入手できないものはないといっても過言ではないくらいです。

台湾資本の本屋さん

松元
台湾には、国内資本の本屋さんもあるわけですよね?ごひいきは、あるのですか?
柳生
なんといっても!企業家の邱永漢さんが設立した「永漢国際局」ですかね。さきほど挙げた日本直営の紀伊国屋書店やジュンク堂書店と同様、ポピュラー雑誌から、コミック誌、コミックの単行本、文庫本、専門書、ムック本、日本の新聞紙などなどと、幅広く商品を揃えてます。
松元
本の取り寄せや雑誌の定期購読にも対応してくれるんですよね?
柳生
もちろんOKなんですが、ええとですね…。
松元
…なんですか?腹がいたいんですか?
柳生
違います!ちょっと言いづらいんですが、台湾の流通会社を経由してくるので、そのですね…、時々、届かないこともありますんですよ…(汗)。
松元
……う〜ん。ちょっと悲しい。
柳生
ただ、この本屋さんは台湾の流通会社から仕入れをしているので、売れ残った書籍や雑誌が安く売り出されることもあるんです!消費者にとってはうれしいことですよ。
松元
へえ、日本では考えられないですね。台湾資本の本屋さん、いろいろ面白い事情がありますね。

マニアの集う書店も、いろいろと

「アニメイト」コミックやアニメ本だけでなく関連グッツやCD・DVDの品揃も豊富

「アニメイト」コミックやアニメ本だけでなく関連グッツやCD・DVDの品揃も豊富

柳生
面白いといえば、これは日本資本なんですが、コミックに特化している「アニメイト」なんかも楽しいスポットです。コミックやアニメが大好きな人には聖地みたいなところですよ。台湾の2店舗は、アニメイトが唯一海外で展開している店舗なんですよ。
松元
十兵衛さんも、しょっちゅう入りびたってるわけですね。へえ、そんなお店なら、台湾以外の国からもマニアが押し寄せているんでは?
柳生
そのとおり!香港や近隣国、日本からもたくさんの“濃い〜人々”が足を運んでいます。
松元
“濃い〜”といえば、台湾の熱心なファッションマニアは、日本のファッション雑誌や芸能誌を読んで、芸能人の洋服やコーディネートを真似するんだと聞きましたねえ。
柳生
“濃”くなくても(笑)、台湾の若者は、みんなそうですよ。みんな、日本の雑誌をながめて研究しています。雑誌といえば「雑誌瘋」という本屋さんが有名です。日本の女性ファッション誌から美容関係の雑誌、芸能誌、グラビア誌まで幅広く仕入れています。ここもまた、売れ残った雑誌を安く販売しています。もちろん、取り寄せや定期購読のサービスも行ってますよ。
「雑誌瘋」ターゲットは若い世代

「雑誌瘋」ターゲットは若い世代

本屋さんのほかにも

松元
いろんな本屋さんが、あるんですね…。
柳生
日本の本を手に入れる方法は、本屋さんのほかにもあるんです。コミックやアニメの書籍のみを扱う個人業者や、日本に在住している人や日本にいる留学生を通して手に入れる方法もあります。マニアの間では、日本の店頭で本を買ったときにしかもらえない特典グッズだとか、入手困難なゲームソフトや限定フィギュアなんかを手に入れるときは、こっちの方に頼むことが多いようですよ。
松元
ううん、お金がかかりそうだな。マニアもお金がないと身がもちませんね(笑)。
柳生
そうなんですよ!円高の影響で物価も上がっていますし、元々日本より収入が低いわれわれにとって、日本語の本を購入する出費はほんとうに痛いんです(泣)。それでも、欲しいんですけどね。(笑)
松元
台湾における日本の本の価値の高さが、とてもよくわかりました。出版を営む者として、ますます質の高い本を作っていかなければならないと身が引き締まりましたよ。
柳生
そいつぁよかった。次回は2012年「台湾国際書展」について話をしたいと思っています。…あの、ところで、新人さん入ったんですよね。
松元
ええ、編集にも女性を一人。
柳生
えっ、今度、連れてきてくださいよ♪
松元
あっ、新人研修の時間だ♪十兵衛さん、またよろしく!さいなら!
柳生
きっとでござるぞ!

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