第182回 年号

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例えば東日本大震災の起こった年は2011年ですよね。中国でも日本でも、アメリカでもヨーロッパ各国でも、当然ながら「2011年」は「2011年」なのですが、さて台湾では?

な〜んちゃって。もちろん、台湾でも2011年なのですが、台湾では西暦以外に「民國〜年」という年号を使うことも多いようなのです。

日本も「平成」という年号を使っていますが、僕の感覚では、平成よりも西暦を使って生活している人のほうが多いような気がします。僕自身も、平成だと今年何年か、すぐわかりませんが、西暦ならすぐわかります。

しかし、台湾ではこの「民國〜年」というのがかなり幅を利かせているように感じますね。

これ、辛亥革命(xīn hài gé mìng)の起こった1911年の翌年(つまり1912年)が「民國元年」となっています(中華民国政府が成立した年)。つまり、西暦の数字から「1911」を引くと、「民國」の年数が出るのです。

では、2011年は「民國」で言えば何年でしょう。

2011-1911=100!?

おお、2011年って「民國100年」じゃないですか!ということは、中華民国成立100周年だったのですね。道理で2011年には、辛亥革命のことがテレビで特集されたり、映画が公開されたりしていたわけですね〜。

ところで、「民國〜年」というのは、中国語(標準語)では何と発音するのでしょうか。

例えば「民國90年(西暦2001年)」なら:

民國九十年
mín guó jiŭ shí nián

そうです。「90」という数字の部分は、2桁の数字として読むのです。

西暦を読む時は、例えば1999年なら:

一九九九年
yī jiŭ jiŭ jiŭ nián

と、数字をばらして粒読みしますよね。しかし「民國」の年の数字部分はばらさないようです。2桁の数字として読みます。

では、2011年からは「民國」という年号も3桁時代に突入するわけですが、その場合の読み方は?そろそろ粒読みして「民國一○○年mín guó yī líng líng nián」なんて言うのでしょうか?

実は、どうもそうではないようです。インターネットとかで今年のことをどう言っているか色々見ていると、こんなふうに表記されていますね。

民國一百年
mín guó yì băi nián

なるほど、粒読みではなく、3桁の数字として読んでいるようです。

しかし、今後もずっとそうかというと、もしかしたらそうではないかもしれません。例えば「民國125年」を「mín guó yì băi èr shi wŭ nián」と3桁の数字として発音すると、長ったらしいですよね。だからこういう場合は「mín guó yī èr wŭ nián」と粒読みにする可能性は大です。

3桁になって、さていつごろから粒読みになるか、それとも、いつまでたっても粒読みにならないのか、今後が楽しみですね。じっくり観察しましょうか。(台湾人に尋ねれば、今すぐわかるのでしょうけど。。。笑)

ちなみに、西暦は、「公元gōng yuán」と言います。例えば「西暦2011年」というのを中国語で言うと:

公元2011年
gōng yuán èr líng yī yī nián

これを「两千零一十一年liăng qiān líng yī shi yī nián」とは、普通は言いません。こう言っても間違いではありませんが、なんだかスゴク大袈裟に聞こえるようです。式典の始まりを重々しく宣言するような場合には、使ってみると面白いかもしれませんね。

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