第165回 七夕

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ここ数年の関東の梅雨は、ジメジメジトジト、というような陰湿な降り方ではなくなってきましたねぇ。どちらかというと、熱帯気候のスコールのように、急にザ〜っと降り出して、しばらくすると止む、というような状態になってきました。

いつ止むか分からない状態でジメジメジトジト降るよりもいいかなと思ったりしますが、都市がそういうスコールに対応できる体制が整っていないので、時として水害が発生したりしています。気をつけなければいけませんね。僕は地下鉄に乗って都内に出て行く日も多いので、他人事ではありません。気をつけたいと思います。

さて、梅雨時の7月7日には、七夕という伝統行事がありますね。

でもこの時期は日本の多くの地域が梅雨時なので、愛し合う二人(織女と牽牛)はたいてい会えませんよねぇ(笑)。

ご存知かどうか分かりませんが、七夕は元々中国の故事から来ています。ですから中国でも七夕といえば知らない人はいません。

七夕は中国語でもそのままです。つまり:

七夕qī xī

もしくは、7月7日に行うことから

七七qīqī

とも言われているようです。

ただし、こういう古くからの行事は、中国ではふつう旧暦(农历nóng lì)に則って行われます。旧暦の7月7日というと、新暦では例年8月中旬くらいのようですね。この時期なら、梅雨は終わっていますから、愛し合う二人もほぼ毎年会えているかもしれません(笑)。

日本でも、古くから七夕祭を行っている地域では、8月上旬に行っているところも多いですね。七夕祭といえば仙台が非常に有名ですが、やはり8月上旬に行っているようです。

さて、今日は七夕関連の語彙などを見て行きましょうか。

织女
zhī nǚ

言わずと知れた、織姫様のことですね。日本では子供向けに「織姫様(おりひめさま)」という言い方もしますが、織姫様の星のことを「織女星(しょくじょせい)」と言いますので、「织女(織女)」と見てすぐピンと来る人も多いでしょうね。ちなみに「織女星」は中国語でもそのまま「织女星zhī nǚ xīng」と言います。

織姫様は、機織の名人ということになっています。だからこういう名前なのですね。ネーミングとしてはかなり安易ですが(笑)、覚えやすくていいと思います。我々日本人にとってはちょっと発音が難しいので、厄介ですね。

牛郎
niú láng

こちらは織姫様の相手の男のことですね。牽牛(けんぎゅう、「牵牛qiān niú」)とも言われます。この男の職業は牛追いというか、牛飼いというか、そういう牛に関する職業ですね。それで「牵牛(牛を引くという意味)」と名づけられたのでしょう。

日本の子供向けに話される七夕のお話では、どうやら「夏彦(なつひこ)」という名前で出てくるようですが、どうしたことか伊藤には全然「夏彦」という名前に記憶がありません。「織姫様」という言葉と「彦星」という言葉は覚えているのですが、、、皆さんはどうですか?

中国語では「牵牛qiān niú」も言いますが、ふつうは上に書いたように「牛郎niú láng」というようです。牽牛星のことも「牛郎星niú láng xīng」というのがふつうらしいです(牵牛星qiān niú xīngという言い方もあることはあるようです)。

中国情人节
zhōng guó qíng rén jié

日本では、七夕というのは子供の行事という印象が強い気がします。伝統行事としてお祭をしているところは別でしょうが、一般的には、幼稚園、小学校等で笹を用意してお願い事を短冊に書いて笹に結びつける、というようなことをやりますよね。大人よりも子供が熱心です。

中国では、七夕は、恋人の日、というイメージが強いようです。まぁ考えてみれば、七夕伝説自体、織女と牽牛の夫婦の恋の物語ですから、日本がおかしいと言われれば反論できないですねぇ。

最近は中国では七夕のことを「中国情人节」と言っているようです。「情人qíng rén」とは恋人のことです。そして実は中国で「情人节」と言えば、2月14日のバレンタインデーのことです。

つまり、中国では七夕のことを「中国のバレンタインデー」と称しているわけです!

なんだか、いい名前をつけましたね〜。日本でも「チャイニーズバレンタイン」とかなんとか言ってお菓子とか売り出せば、景気がよくなりますかね?(安易ですね…苦笑)

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