第152回 旧暦

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中国では普通のお正月ではなく、春節(旧正月)を盛大に祝いますよね。中国だけでなく、中華街のようなところでも春節のほうがにぎやかです。

ご存知のように、日本は明治時代にすべて新暦(太陽暦)にのっとって日々暮らすようになったので、もう平成の時代にもなると旧暦(太陰暦)を意識することはほとんどなくなったように思います。

しかし中国では、新暦と旧暦を平行して採用しているようです。基本的には新暦ですが、伝統的行事等については旧暦にのっとって行っているのですね。

だから春節は毎年時期が違うのです。例年大体1月下旬が多いようですが、2月になることもありますよね。

中国では、正月のお祝いは完全に旧暦にのっとって行っているわけですが、新暦から見ると毎年のように日が変わるので、我々のような外国人にとっては混乱しますね。特に中国の企業等とビジネス上の付き合いのある皆さんは、春節の時期は仕事が止まってしまう傾向にあるようなので、大変だと思います。しかし、中国ではまだまだ旧暦が息づいているので、中国と付き合う際にはこちらが慣れて、それなりの対策を採るしかないでしょうね。

長い前置きですみません。今日は旧暦関連の言葉などを色々覚えましょうか。

そもそも「旧暦」ってなんという?

中国語では「农历nóng lì」と言います。「農業用の暦」という意味でしょうか。他に「阴历yīn lì」「旧历jiù lì」とも言うようです。「农历」以外は日本語と同じですね。

反対の新暦は、「阳历yáng lì」と言います。

数え年

数え年は旧暦とは直接関係ないかもしれませんが、少なくとも日本では、数え年と旧暦は直結している印象がありますので、ついでにここで取り上げておきます。

数え年は「虚岁xū suì」です。

どうして「虚」なんだろうと思ってちょっと調べたところ、こんな説明を見つけました。

「数え年は満年齢より1~2歳大きくなるので『虚岁』という」(原文中国語。『现代汉语大词典』汉语大词典出版社)

ふ~ん。なんか、満年齢が正しくて数え年は本当の年齢じゃない、と言わんばかりのネーミングですねぇ(笑)。

ちなみに満年齢は「周岁zhōu suì」と言います。

有名な節句と、その日付

日本でもよく知られている「端午の節句」。日本では新暦の5月5日で、こどもの日として鯉のぼりをあげたりしていますが、中国ではやはり旧暦の5月5日にお祝いします。

端午の節句は中国語では

端午节
duān wŭ jié

と言います。日付はこんなふうな言い方です。

五月初五
wŭ yuè chū wŭ

どうも、旧暦の言い方では、1日~9日までは「初一 ~ 初九」という言い方をするようですね。10日以降はふつうに数字を言うようです。

次に、日本でも特に子供たちがとても楽しみにしている七夕。日本では新暦の7月7日にお祝いするので毎年梅雨の時期にあたり、織姫と彦星がなかなか会えませんよね(笑)。

これも中国では旧暦7月7日にお祝いします。七夕は中国語でも同じ言い方です。すなわち:

七夕
qī xī

日付もやはり

七月初七
qī yuè chū qī

七夕は中国では最近「中国のバレンタインデー」(中国情人节zhōng guó qíng rén jié)と言われたりしているようですね。こんなしゃれた言い方をしても、やはり旧暦の7月7日にお祝いするのです。中国では本当に旧暦が根付いているのですねぇ。

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