第138回 弱点

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自分の弱点を正視するのって勇気が要りますよね。

でも、何事も、上手くなるためには自分の弱点を観察し、何をどう直せばいいか分析・研究して、その結果を実践に取り入れると、弱点は克服できます。

中国語の発音も、もっと上手くなりたいと思ったら、録音して聴いてみるといいですね。

発音云々より以前に、自分の声を客観的に聞くのはイヤですよね。たいていの人は、自分が聞いている自分の声よりも録音した自分の声の方が、変な声に聞こえるようです。

ただでさえ変な声に聞こえるのに、更に自分の中国語をチェックするのですから、テンション落ちます(苦笑)。でも上手くなるためには絶対に必要なプロセスだと伊藤は考えています。

そんなわけで伊藤はよく自分の声を聞きました。もうすっかり自分の声にも慣れましたので、自分の声を聞くのはそんなにイヤではないのですが、やはり中国語の発音については色々未熟な点が聞き取れて、まだまだ改善の余地ありだなぁと思いますねぇ。「いまの-ngは-nっぽく聞こえてたな~」とか「今のところ、ちょっとモチャモチャしていて中国人のようなキレが無いな~」とか。。。

これが伊藤の趣味の1つです。←変なヤツ(笑)

さて、多くの生徒さんを教えさせてもらって、日本人の弱点というものが、少しずつ見えてきていますので、ちょっと一緒に考えてみましょう。

第1声から始まるのは苦手?

「他是中国人。tā shì zhōng guó rén(彼は中国人です)」という文は、第1声から始まりますが、どうも苦手の人が結構いるような気がします。最初の「他tā」が「tá」か「tă」のような感じに発音しているように聞こえるのですよね。最初から高い声を出すのが、慣れないのでしょうか。

考えてみればそれもそのはず。だって日本語の文のイントネーションを振り返ってみましょう。

例えば:
「わたしは日本に帰りたい」

この文、「わたしは」の部分は結構低くて小さい声で始まり、「にほん」の「ほ」でひときわ高く発音して「帰りたい」は段々低く小さくなっていく、そんな緩やかな山型を描くようなイントネーションで読みませんか?

日本語の文は、こういうふうに、スロースタート(?)のようなイントネーションで読むようです。だから、最初から高く大きな声で始めるのは、どうも気恥ずかしいような、やりにくいような感じを受けるのではないでしょうか。

そもそも日本人って大きな声で話すのは苦手ですよね。中国人には敵いません(笑)。まして文頭からいきなり高く大きな声で話し始めるのは、結構勇気がいることです。

だから、第1声から始まる文を発音する時は、思い切って勇気を振り絞って発音しましょう!

でも第3声(半3声)から始まるのも苦手?

「我是日本人。wŏ shì rì běn rén(私は日本人です)」という文は第3声(半3声)から始まりますが、これも結構苦手な人が多い印象を持っています。

上でも述べたように、日本語はスロースタートです。低い声から始まるのは得意のはずでは???

でも、日本語の文って、2文字目には高くなるんですよね。

「わたしは日本に帰りたい」だったら、「わ」は低いですが、次の「た」は「わ」に比べるとかなり高い音で発音していると思います。

中国語の「我wŏ」は日本語の感覚で言うと「うぉ~」というように結構長いです(日本語の2文字分の長さがある)。だから「うぉ~」と行っている間にどうしても高くしたくなってしまうのでしょう。

う~ん。母語の影響って厄介だな~。

低く抑えたままにするのは、日本語にはあまりない現象なので結構第3声(半3声)は難しいですね。

で、僕も色々考えてみたのですが、これはどうでしょう。

まだ話せないくらいの子供が悪いことをした時に優しく叱るつもりで次の言葉を言ってみて下さい。

ダ~メ!

「ダ~」って言ってる間は低いまま抑えているでしょう???これが半3声です!

さぁ、もうこれで半3声は怖くないですね!(笑)

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