第128回 読む

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伊藤はスポーツジムに行ってトレーニングをするのが趣味の1つです。

トレーニングをしている人たちを見ていると、様々ですね~。

「何のため来てるの?」と言いたくなるほどず~っとお喋りしている人たちもいますし、「感じ悪いな~」と言いたくなるほど無愛想な人もいますね(伊藤はこちら。トレーニング中は人と喋りません…笑)。

ず~っとイヤホンをつけて音楽を聞きながらトレーニングしている人もいます。これもトレーニングに集中する方法の1つらしいです。

さて、伊藤は筋トレもしますが有酸素運動(走ったり自転車こいだり)も必ずするようにしています(その割に贅肉も多いですが…苦笑)。ただ、この有酸素運動、なんとなく、時間の無駄のような気がして仕方がない。そこで、僕は、エアロバイク(自転車みたいなもの)を漕ぎながら読書をすることにしています。

一時は仕事の資料を持ち込んで、エアロバイクを漕ぎながら資料を読んだりしていたこともあったのですが、どうも仕事の資料を頭に入れるのは、体を動かしながらでは難しいことに気付いたので、今はもっぱら好きな小説等を読むことにしています。なかなか楽しいです。健康にもいいし、一石二鳥ですね~。

さて、前置きが長くなってすみません。日本語の「読書(する)」は、中国語ではなんと言いましょうか。

たいてい、自己紹介等で趣味を言う時、こんなふうに言いますよね。

我喜欢看书。

wŏ xĭ huan kàn shū

わたしは本を読むのが好きです。

そう。日本語の「読書」は普通「看书kàn shū」と言うようです。

中国語にも「读书dú shū」という言葉はあります。確かに「本を読む」という意味でも使うこともあるようですが、むしろ違う意味の方がよく耳にし、目にします。違う意味とは?

他以前在北京大学读书。

tā yĭ qián zài běi jīng dà xué dú shū

彼は以前北京大学で学んでいました。

(彼は以前北京大学の学生でした)

つまり、「读书dú shū」には「本を読む」という意味の他に、「勉強する」というような意味があるのです。

さらに、こんなふうに言うこともできます。

他现在读大学三年级。

tā xiàn zài dú dà xué sān nián jí

彼は今、大学3年生です。

つまり、「读」という動詞の目的語に「大学三年级」という言葉が入っているわけですね。他にも「读小学dú xiăo xué(小学校に行っている、小学生である)」や「读高中dú gāo zhōng(高校に行っている、高校生である)」というような言い方が出来ます。この場合は「読む」という意味はすっかり消えていますね。

ところで、「読む」という意味を表す動詞に「念niàn」というのもあります。

こちらは、黙読ではなく音読することを表します。だから先生に「念课文niàn kè wén」といわれたら、黙読するのではなく、声に出して教科書本文を読み上げなければなりません。

それに対して「读dú」や「看kàn」は、声に出さなくてもよいようです。特に「看kàn」は原義が「見る」ですので、声に出すことはなさそうです。だから「趣味は読書」と言いたい時の「読書」は「看书kàn shū」なのですね。

ところで、この「念书niàn shū」も、「读书dú shū」と同じような使い方ができます。つまり、「勉強する」という意味があるのです。

・我在东京大学念书。

wŏ zài dōng jīng dà xué niàn shū

わたしは東京大学で勉強しています

(東京大学の学生です)。

・我妹妹现在念小学三年级。

wŏ mèi mei xiàn zài niàn xiăo xué sān nián jí

わたしの妹は今、小学三年生です。

中国は科挙というものがありましたから、勉強といえば四書五経など古典の暗記が中心だったのでしょうね。だから「读dú」や「念niàn」という動詞が「勉強する」という意味をも持ってしまったのだろうな、と勝手に想像しています。

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