第84回 大きい数字は難しい

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日本人にとって中国語の数字は、英語やフランス語とかに比べると分かりやすいと思います。

特に、ゼロから99までは、日本語と全く同じように漢数字を並べて、中国語の発音で読めばいいわけですよね。ですから、ゼロから10までの言い方を覚えれば、同時にゼロから99までの数字は言えるようになるわけです。
つまり:

零(líng)一(yī)二(èr)三(sān)四(sì)五(wŭ)
六(liù)七(qī)八(bā)九(jiŭ)十(shí)

以上を覚えてしまえば、以下の2桁の数字だって、もう言えますよね?

14… 十四shí sì

23… 二十三èr shi sān
(2つの数字で挟まれた「十」は軽声で読まれることが多い)

48… 四十八sì shi bā

このように、日本語と全く同じです。簡単ですよね。発音は難しいかもしれませんが。
ところが、3桁以上の数字はちょっと日本語と違うところがあって、難しくなってきます。

十の位、百の位、千の位の「一」

日本語だと「10」は「十(じゅう)」であって「一十(いちじゅう)」とは言いません。中国語でも2桁の数字として例えば「15」と言う場合は「十五shí wŭ」と言うのですが、3桁以上の場合は「一」を言わねばなりません。つまり:

315… 三百一十五sān băi yī shi wŭ

これを「三百十五sān băi shí wŭ」と言わないように注意してくださいね。

同様に、100のことを日本語では「百(ひゃく)」と言いますが、中国語では「一百yì băi」です。1000も同様で、中国語では「一千yì qiān」と言わなければなりません。

実は、僕も最近知ったのですが、上海語では、例えば111は「一百十一」という言い方をするそうです。ですから、上海人の中には標準語でも「一百十一yì băi shí yī」と言ってしまう人もいるらしいのです。(正しくは「一百一十一yì băi yī shi yī」ですね)

中国はあれだけ大きな国で、方言の影響も非常に大きいので、我々としては注意が必要です。もし中国人の話す中国語でも疑問に思うことがあれば、ドンドン質問すべきだと思います。うっかりということもありますからね(笑)。

最後の単位(「十」、「百」、「千」等)は省略できる

この規則が結構難しいし忘れがちですよね。例えば、110は、正しく言えば「一百一十yì băi yī shí」です。ところが、この最後の「十」は省略できるわけです。そうなると、こういうことになります:

110… 一百一yì băi yī

これ、我々日本人から見ると、「101」かなと思ってしまいますよね。でも違うのです。気をつけましょう。

では、問題。次の数字は、どんな数字でしょう。

三千六
五万九

分かりますか?一つ目は3600、二つ目は59000です。3006でも50009でもありませんので、気をつけてくださいね。

桁が飛ぶ場合

日本語なら、例えば101だと、普通は「百一(ひゃくいち)」と言い、時々「百飛んで一」というように言ったりしますね。中国語はどう言うかというと、間に「零líng」を入れます。例えば:

101… 一百零一yì băi líng yī

では、桁が2つ飛ぶ場合はどうなるでしょう。「零líng」を2つ言うのでしょうか?

そうではありません。桁がいくつ飛んでも「零líng」は1回でOKです。つまり:

6004… 六千零四liù qiān líng sì

たいていのテキストはここまでしか説明していないので、ここで混乱する人が出てきます。つまり、最後の単位は省略できるという規則があるわけだから、「六千零四」だと、最後の「四」は十の位なのか一の位なのか分からないではないかと。

おっしゃるとおりですね。ですから、1つ規則を追加しなければなりません(笑)。

『「零líng」が入った時は、最後の単位は省略できない。』

<例>
6004… 六千零四 liù qiān líng sì

6040…六千零四十liù qiān líng sì shí

6400…六千四liù qiān sì
(六千四百liù qiān sì băiでも可)

以上のように、「6040」という場合の最後の「十」は、省略できないわけです。お分かりいただけましたでしょうか。

数字は、文脈からは読み取れないことが多いので、トラブルの起こりやすい要素だと思います。
しっかり正確に伝えられるように、また聞き取れるようにしたいものですね。

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