第64回 合唱のススメ(笑)

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先日、ある友人がミクシィの日記で「中国人は声が大きい」ということを書いておられました。

これは皆さんも納得されますよね?中国の人は、概して本当に声が大きいです。

僕の友人のある中国人、とても日本語がきれいです。素晴らしい日本語で、僕も普通に日本人と話しているような感覚で話せるくらいなのですが、1つ日本人らしくないところがあります。それは、声が大きいこと(笑)。地下鉄に乗って喋っていても、ハッキリ彼女の声が聞こえてきます。すごいですね!

このことについて、色々な人が色々なことをおっしゃっているようです。ある中国人の解釈は、中国人は相手に自分の言いたいことをしっかり伝えたいという「ここ一番!」という時には大声になるのだ、ということでしたが、果たしてそうでしょうか。

そういう時でなくとも、中国人の声は大きいですよねぇ。また、日本人でも何か伝えたいことがある時は声が大きくなると思うので、その説明はあまり当たっていないように思います。管理人様もこの意見は却下と書かれていました。

そこで、僕なりに色々考えてみました。この秘密(大袈裟ですね…笑)が分かると、中国語の発音を更に磨く方法が見つかるかもしれませんからね。

立体的な口腔

日本語って口先だけで発音できますよね。そんなに口を動かさなくても話せますし、息もたくさん使わなくても、まぁ通じます。

でも中国語ってすご〜く複雑な発音がありますよね。巻舌音(そり舌音)もその1つ。口の中で舌先を上向きに立てて発音する、なんて、日本語ではありえない複雑さです(笑)。この複雑な発音を実現するには、口の中を大きく開いて(唇を開くのではありません、口の中を開くのです)、口を立体的に使わなければなりません。

そうすると、日本語を話しているだけでは絶対に使わない部分が動かされたりして、それまで閉じていた部分が開いたりして、とても声が頭蓋骨の中で響きやすくなるのです。

声は声帯で作られる信号ですが、それが頭蓋骨の中の色々なところで共鳴して外に出てきますね。日本語を話していると、その共鳴する部分が少ないのですが、中国語だと色々なところが開いて、共鳴する部分が増えるのですね。だから、必然的に声が大きくなるのではないでしょうか。

特に、中国のアナウンサーの声を聞いていると、声が鼻腔にきれいに響いているな〜と思います(鼻声というのではなく)。鼻腔が1つのポイントのようにも思いますね。

腹式呼吸

中国語には有気音という音がありますよね。例えばpa1という音は、日本語の「パ」よりももっと鋭く息を出して「パハー」という感じで発音しますよね(笑)。

また、無気音のほうも、実際に声を出す直前の状態は有気音と同じで、声を出す段になった時、無気音では息をあまり出さないで発音するわけです。つまり、体の準備としてはかなり息を使っているように思います。

有気音だけでなく、hの音も日本語の「ハヒフヘホ」よりは格段に息を出しています。

こういう息を実現するためには、腹式呼吸でなければ無理だと思います。

ちょっと皆さん、思いっきり息を吸ってみてください。吸いましたか?

今、体の状態はどうなっていますか?お腹、へこんでます?へこんでる人は腹式呼吸ではないらしいです。胴体がぐっと全体に膨らんだ感じになっている人は腹式呼吸です。

この腹式呼吸ができるようになると、歌が上手くなります(笑)。息のコントロールがしやすくなるのですね。そして、大きな声が出るようになりますし、小さな声もヘナヘナではなくしっかりした小さな声が出せるようになります。

多分、中国語は腹式呼吸で喋っているのだろうな〜と思いませんか?でなければ、あのような息の使い方は難しいと思います。そして、腹式呼吸で喋っていると、どうしても声がよく響くのです。必然的に声が大きくなるのですねぇ。

合唱のススメ

さて、口の中を立体的に使って腹式呼吸で鼻腔に響かせて声を出す…。実はこれ、合唱でもよく言われることです(笑)。僕が合唱をやっていることは、ご存知でしょうか。

合唱をやって、発声法のことを勉強するにつけ、これは中国語の発音に応用できるな〜と思うことが非常に多いことにある時気付きました。

反対に、中国語の発音を研究するにつけ、これは合唱に応用できるな〜と思うこともまた非常に多いように思うのです。

だから、中国語をやる人は合唱もやればいいのに、合唱やる人は中国語の勉強をすればいいのに、といつも思う伊藤祥雄です(笑)。

どうですか?皆さんも合唱やってみませんか?

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