第56回 難読漢字

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最近テレビでは芸能人たちの教養を問うようなクイズの番組が結構人気のようで、僕も時々見ています。

その中に、必ず漢字の問題が出てきますよね。皆さんは漢字の問題って得意ですか?

その昔、実に24年前、僕が高校生の頃ですね、母に「僕な〜、大学では中国語を専攻しようと思うねん」と言うと、母は言いました。「そらええがな(それはいいね)、中国語勉強したら漢字にも強くなるし。」

僕もその頃はそう思っていました。きっと漢字に強くなるだろうと。

でも実際にはそうでもないんですよね。中国語と日本語では漢字の使われ方が随分違いますしねぇ。

ところが、最近テレビで漢字のクイズを見ていると、「あれ?これって中国語だな。」と思うことがチョクチョクあることに気がつきました。

というわけで、今日は漢字クイズです(笑)。とりあえず日本語でなんと読むでしょう。

1.泡沫

これ、「うたかた」と読むのだそうです。

なるほどね〜。そういえば、これ、中国語にも出てくる単語ですよね。

「泡沫pào mò」…これは「泡」のことです。まさに「うたかた」のことですよね!中国語で「バブル経済」のことを「泡沫经济pào mò jīng jì」と言いますが、「泡沫经济」って日本語読みすると「ウタカタケイザイ」となるのですね……。「バブル経済」って言うよりももっと儚い感じがしますね(笑)。

2.海豹

これは動物の名前です。「海のヒョウ」って、なんでしょうね。なんだかカッコイイですね。

正解は「アザラシ」です。そして中国語でもアザラシのことを「海豹hăi bào」と言うのです。僕はアザラシと言えばゴマフアザラシの可愛い「ゴマちゃん」を思い出すので、「海のヒョウ」なんて言われるととっても違和感を覚えますね〜。身体に斑点があるからこういう字を書くのでしょうか。

3.家鴨

これ、なんでしょう。家の鴨とはいいネーミングですね。

答えは、アヒルです。アヒルはマガモを改良した飼い鳥だそうです。つまり、家にいる鴨ということで「家鴨」と書くのでしょうね。

そして、中国語でもアヒルは「家鸭jiā yā」と言うのです。

上記2や3のように、動物の言い方で日中共通の単語って割りとあるようです。例えば「イルカ」は日本語では「海豚」と書きますが、中国語も「海豚hăi tún」です。フグは日本語では「河豚」ですが中国語でも「河豚hé tún」と言います。サンマは「秋刀魚」ですが、中国語も「秋刀鱼qiū dāo yú」です。

でも魚の名前は「秋刀魚」のように日中共通のものはむしろ少ないようです。魚ヘンの漢字って日本語にイッパイありますが、たいていは中国では通じません。「鯛(たい)」は「鲷鱼diāo yú」で珍しく日本語と同じ漢字を使いますが、例えば「鮎(あゆ)」という漢字は中国語ではナマズのことです(鲇鱼nián yú)。アユとナマズではえらい違いですよね(笑)。

4.接骨木

これは僕は、正解を聞いても何のことか分かりませんでした。「ニワトコ」と読むそうです。木の名前だそうです。(「庭常」とも書くそうです。)僕はてっきり、骨折した時に使う「添え木」だとばかり思っていました(笑)。

「こんなもん、分からないよ!」と思いつつ、ためしに日中辞典を引いてみると、中国語でも「接骨木jiē gŭ mù」というそうです。いや〜、ビックリです。

5.吝か

これは「やぶさか」と読むのですね。よく政治家とかが「〜するのは吝かではない。」と言っていますが、要するに「ケチではない」「〜するのを惜しまない」という意味のようです。

それでふと思い出した「ケチ」という意味の中国語の単語「吝啬lìn sè」。最初の字が「吝か」の字と同じですね!

こんな字、普通に日本で生活していたらあまり出会うことのない字ですが、中国語の「ケチ」という単語を知っておけば、「吝か」というのを見ても読めるかもしれません。少なくとも意味は分かりますね!

6.嘶く

これは「いななく」と読むそうです。そう、馬が鳴き声をあげることですね。答えを見てからピンときました。中国語もこの字「嘶sī」で「いななく」って意味だったことに後で気付いたのです(笑)。

いや〜、難読漢字は結構中国語と同じものがあるのですね。母が「中国語やると漢字に強くなる」と言ったのも、あながちデタラメではなかったようです。

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