第46回 優勝と準優勝

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なでしこジャパン、優勝しちゃいましたね! すばらしい〜。世界一じゃないですか!

僕は以前、台湾の女子サッカーチームが日本に来てなでしこジャパンと親善試合をした時、台湾チームの監督の記者会見の通訳をやったことがあり、その時に記者会見だけでなく練習の時も付き添って取材の通訳についていまして、相手チームであるなでしこジャパンの選手たちを間近で拝見するチャンスに恵まれました。ですから、なんとなくなでしこジャパンには少し思い入れがあります。

それにしても粘り強い。正に「堅忍不抜の精神」という感じでしたね。ちなみに日本語でもよく使うこの「堅忍不抜」は中国語でもそのままで、

坚忍不拔

jiān rěn bù bá

と言います。まさにこんな精神でしたね。日本の女性は強いな〜。

さて、優勝とか第1位とかは、中国語で何というでしょうか。

第1位は「第1名dì yī míng」というのがありますが、他にこんな言い方もあります。

冠军

guàn jūn

「优胜yoū shèng」という言葉もあるようですが、「冠军」のほうがよく聞くように思います。

「冠军」はやはり、王者は冠をかぶりますからね。そこからこういう言い方が出てきたのでしょう。「军」なんていう字が付いていますが、別に団体戦でなく個人戦でも優勝は「冠军」と言います。

さて、この「冠军」には惜しくもなれなかった「第2位」は何というでしょう。

もちろん、第2位ということで「第2名dì èr míng」と言ってもいいわけですが、こんな言葉もあります。

亚军

yà jūn

この「亚」という字、実は「少し劣る」とか「二次的な」というような意味があるのです。ですから「亚军」で「第2位」とか「準優勝」という意味になるのです。

この「亚」という字が「少し劣る」とか「二次的な」という意味なのは、他の言葉にも表れていますね。

亚热带

yà rè daì

日本語でも「亜熱帯(あねったい)」と言いますから分かりますよね。熱帯と温帯の間のような気候を言います。「熱帯」ほどでない、「熱帯」には少し劣る、ということで「亚热带」なのですね。

この「亚」には次のような用法もあります。

他的英语不亚于老师。
tā de yīng yǔ bú yà yú lǎo shī
彼の英語は先生に劣らない。

この言い方は否定形でよく使うので「不亚于〜」で覚えておくといいでしょう。

日本語では「亜」という字にそれほどはっきりした意味を感じないと思いますが、中国語でははっきり「ちょっと劣る」というニュアンスを持つ字だということが分かりますね。

いつも思うのですが、中国語では1つ1つの漢字がはっきり息づいていますね。この漢字の息づかいをもっともっと感じたいと、いつも思っています。皆さんはどう思われますか?

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