第45回 くそ!

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先日、ある「中国語学会」に参加してきました。何のことはない、ある程度中国語を話せる友人たちとの飲み会なのですがね(笑)。でも必ず中国人の従業員がいる中華料理屋を選び、食った後は中国語カラオケを歌いに行くのです(僕は国歌とか革命歌を少しくらいしか歌えないですけど…笑)。一応中国語の勉強を目的にしています…いや、まぁ、やっぱり、ただ飲んだくれているだけなのですけどね(笑)。

いつもは日本人だけで飲んでいるのですが、その日は北京出身の人と台湾出身の人も来ていました。

やはりこうなると面白いですね。色んな話が飛び出します(笑)。

ところで、日本人の1人が、なぜ中国語を勉強し始めたかという話をし始めました。

(日本語で)「初めて台湾に行ったとき、周りがみんな中国語で話していて、自分ひとり中国語分からなくて、『くそ〜〜〜!ほっときやがって〜!』と思ったから。」

そこで不貞寝しないでちゃんと勉強しようという気になるところが素晴らしいですよね。

ところでその時、他の日本人が「『くそー!』って中国語でなんていうのかな」と言いました。

こういう言葉って中国語には訳しにくいですね。多分実際の会話の中で「くそ!」というような時は、中国語ではあまり実体的な意味のない間投詞で「嗐hài」というように言うのではないかと思いますが、「『くそー!』と思って…」というのを

我觉得嗐…
wŏ jué de hài

とは絶対に言わないと思います。こういう時どうすればいいのでしょうね。
その時、北京出身の人が言いました。

奋发图强

fèn fā tú qiáng

おおお!っと一同感動です(笑)。

こういうときに四字成語がスッと出てくるとカッコイイですよね。僕も一時少しは成語を覚えたので、聞いて分かる成語は増えました。でも、自分でも扱える成語となるとまだまだ少ないです。

日本語の中にもたくさん四字熟語がありますが、どちらかというとちょっと格式が高いというか、日常会話にバンバン出てくると言うことはあまりないと思いますが、中国語の成語はもう少し庶民的なイメージのようです。

日本語で言うと擬態語や擬声語が出てくるようなところで、中国語では成語を使う、というような話を聞いたことがあります。日本語の擬態語や擬声語(「ほっこり」とか「パンパン」とか)と中国語の成語では、さすがにかなりレベルが違うと思いますが、確かに中国語の成語は、高等教育を受けた人でなくても、普段からよく読書をするような人でなくても、わりあい多用しています。

そして多用するだけでなく、ちょっともじって新しい言い方を作ったりしてもいいようですね。

例えば、ある出版社から、「(留学の)準備万端!」というのを中国語にするとどうなるかと尋ねられました。普通に訳せば

一切都准备好了!
yí qiè dōu zhŭn bèi hăo le
全て準備できた!

この程度でいいと思うのですが、僕はちょっと色気を出したくて(笑)、こんなのを考えてみました。

万事俱备只待出发
wàn shì jù bèi zhĭ dài chū fā
万事備わった、後は出発を待つばかり

これはこんな成語をもじったものです。

万事俱备只欠东风
wàn shì jù bèi zhĭ qiàn dōng fēng
万事備わった、ただ東風のみ欠けている

これはまたまた僕の得意分野の三国志関連の成語です(笑)。以前にもこのメルマガで紹介しましたよね?

東風とは、あることをするのに絶対必要な要素を言っています。つまり「全ての準備は整ったが、たった一つ重要なことが抜けている」というような意味です。

これをもじって上のような新しい成語(?)「万事俱备只待出发」というのを作ってみました。もちろん中国人にも聞いてもらって、意味がすぐ分かるかどうか確かめましたが、大丈夫でした。

このように、かなり中国語の成語は、フレキシブルに使えるようですねぇ。そしてある程度は普通の庶民でもみんな知っているわけです。

覚えるの大変ですけど、覚えなきゃダメですね。お互い頑張りましょう(笑)。

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