第43回 楽器の名前

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伊藤は先日、仙台国際音楽コンクールで通訳をしました。

音楽系の通訳をするために色々と準備をしていた時、色々な楽器の名前を調べたりしました。結構面白いので、ご紹介します♪

ピアノ

これはご存知の方も多いでしょうね。「钢琴gāng qín」と言います。「钢」はこの場合ピアノ線のことを言っていると思われます。

動詞は「弹tán」(はじく)を使います。つまり、「ピアノを弾く」は「弹钢琴tán gāng qín」と言います。

でも実際にプロやセミプロのピアニストさん達は、ピアノのことをこんなふうには言っていません。なんと「琴qín」としか言わないのです。当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、慣れていないとビックリしますよね。「ピアノを練習する」というのを、僕だったら普通に「练习钢琴liàn xí gāng qín」と言うわけですが、ピアノのプロの皆さんは「练琴liàn qín」としか言わないのです。

グランドピアノは辞書などを見ると「三角钢琴sān jiăo gāng qín」と書いてあるのですが、あるピアニスト君は「三角琴sān jiăo qín」と言っていました。

まぁ、考えてみれば、彼らにとって「琴」と言えば「钢琴」に決まっているので、当然と言えば当然ですね(笑)。

弦楽器

バイオリンは「小提琴xiăo tí qín」といいます。 バイオリンより一回り大きい「ビオラ」(皇太子殿下がお得意の楽器)は「中提琴zhōng tí qín」。
更に大きい「チェロ」(ヨーヨーマという人が有名ですね。フランス生まれの中国人です。
马友友mă yŏu yŏu。)は「大提琴dà tí qín」です。
更に一回り大きい「コントラバス」は「低音提琴dī yīn tí qín」です。

これらの楽器は、基本的に弓を使って演奏するので、そのイメージから動詞は「拉lā」(引く)を使います。

実は、プロの人たちはやはりそれぞれを「琴qín」としか言わないのですね。こちらは相手が何の楽器をしているかよく頭に入れておかないと、ピアノなのかバイオリンなのかビオラなのか、、、混乱してしまいそうですね。/p>

リード楽器

吹奏楽などをやっていた人ならご存知でしょうが、木管楽器にはリードというものを使う楽器があります。主に竹(?)を薄く削って作られたもので、口に咥える部分に装着し、そこに息を吹き込むことで音を鳴らすのですね。クラリネットやオーボエなどがあります。

このリード(reed)のことを中国語では「簧huáng」と言います。

では本題。クラリネットは「单簧管dān huáng guăn」と言います。クラリネットはリードを1枚だけ使う楽器なのですね。だからこのように言うのです。

オーボエは、リードを2枚使用します。ですから「双簧管shuāng huáng guăn」と言います。
分かりやすいネーミングですね。

横笛類

フルートは「长笛cháng dí」、ピッコロは「短笛duăn dí」です。なんというか、大雑把なネーミングだな〜と思ってしまうのは僕だけでしょうか。

大雑把といえば、ラッパ類も大雑把(笑)。

ラッパ類

ラッパ類のことは「号hào」と言います。「号」には「わめく」というような意味があるからでしょうか。いや、「わめく」という意味の時は「háo」と第2声で発音するはずなので、そういうわけでもないのですかね。

ラッパ類で最も小さいものはトランペットですね。ですからトランペットは「小号xiăo hào」と言います。

トロンボーンってご存知でしょうか。長い形をしていて、スライド部分を引いたり延ばしたりして音を変える楽器ですが、やはり長い形状からのネーミングで「长号cháng hào」と呼ばれています。

楽団の中で一番大きなラッパはチューバですね。これは「大号dà hào」です。

丸い形をしたホルンは「圆号yuán hào」です。

なんというか、横笛類とラッパ類はずいぶん簡単な名称なので、拍子抜けですねぇ(笑)。
まぁ覚えやすくていいですけど。

リード楽器と横笛類とラッパ類は全て管楽器なので、動詞は「吹chuī」(吹く)を使います。これまた日本人にとっては覚えやすくていいですね。

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