第1回 数字の略語など

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最近では4年前の9月11日に起こったアメリカ同時多発テロ事件。日本では普通は「アメリカ同時多発テロ事件」と言っているように思いますが、中国ではほとんど発生当初から

911恐怖事件

jiŭ yāo yāo kŏng3 bù shì jiàn

などと表現していました。一般には数字のみ「911」と言っていますよね。

もっと古い話ですと、日本では日清戦争と呼んでいる戦争、中国では

甲午战争

jiă wŭ zhàn zhēng

と言っているようです。これは数字ではないですが、この戦争が起こったのが1894年で、この年は十干十二支で言うと「甲午(きのえうま)」の年だったのです。だから、このように呼ぶのだそうです。

日本ではほとんど話題にすら上らない「国際婦人デー」は、中国では

三八妇女节

sān bā fù nǚ jié

です。毎年3月8日だからです。

それから、日本でも同じように呼んでいる「五四運動」。

五四运动

wŭ sì yùn dòng

これは1919年5月4日に起こった学生のデモです。

学生のデモといえば思い出すのが1989年6月4日に起こった天安門事件。もちろん、中国では公式には「政治风波zhèng zhì fēng bō」というくらいにしか触れられない敏感な事件ですが、

六四

liù sì

といえばピンと来る人も多いようです。

最近、中国ではすっかりゴールデンウィーク(黄金周huáng jīn zhōu)のイメージが強くなったメーデーは、5月1日。中国では

五一劳动节

wŭ yī láo dòng jié

と言います。単に「五一」とのみ言うことも多いようですね。

もう1つのゴールデンウィーク、10月1日の国庆节(guó qìng jié)の方はなんと略すかというと、

十一

shí yī

です。数字の11ではないので注意ですね!

余談ですが、第10期五カ年計画の略し方も要注意ですね。

十五

shí wŭ

と言います。数字の15ではないので注意ですね!五カ年計画の略称は「一五」「二五」…「九五」「十五」と来ました。2006年からは第11期五カ年計画が始まりました。これ以降はどう略すのかなぁと数年前から興味深く見ていたのですが、そのまま「十一五」でした
(笑)。

言归正传

yán guī zhèng zhuàn

(話を戻します)

中国独特のものはいいのですが、日本側と呼び名の違うものは注意が必要です。でも覚えてしまうと、その事件が何年に起こったのかとか、何月何日に起こったのかということも一緒に覚えられます。

たとえばアメリカ同時多発テロですが、僕は中国語をやっているお陰ですぐに911という数字が頭に浮かんできます。だから、9月11日に起こったということが大変自然に思い出されてくるのですが、おそらく多くの日本人にとって、アメリカ同時多発テロが何月何日
に起こったのかをすぐに言える人はそれほど多くないのではないでしょうか。

反対に、数字のみ覚えていても、それがどんな事件だったか思い出せない可能性がありますが、日本語では内容の分かりやすい名前で覚えています。ですから我々は、大雑把な内容は分かっているわけです。

我々のように中国語を勉強している日本人って、なんて有利なのでしょうか!

……そう思いませんか?(笑)

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